• 教材や実験の開発情報

『魅せる化学の実験授業』東洋館出版社:岩田久道・後藤顕一編著

分子結晶-ドライアイスの項などを担当しました。生徒と教師の問答で理解を深めていくとともに、簡単誰でも実施できるような演示実験・生徒実験のガイド集となっています。以下、編集のための研修会の記事


<新実験化学研究会_NECA_ネッカ> 活動・研修レポート

ネッカ:NECA:New Experimental Chemical Association

<オゾン発生装置> ○誘電コイルをお借りしてオゾンを発生させてみました。

空気をピストンで送り込み、酸素からオゾンの生成をはかるというもの。オゾンの生成は、ヨウ化カリウムデンプン紙の紫色への変色により確認。動画 → YOUTUBE動画

<10/21(日)>

ヨウ素デンプン反応力を入れると固体の固体の性質を示す。力をゆるめると流動化する。

<8/27(月)>

金属の性質:金属の性質の導入として、金銀銅のきれいな金属光沢を観察させる。光沢も、粉末になると明度が下がる。ペットに金メッキ:透過光が観察できる!

反応速度:ルミノール反応の触媒になるものを考える。砂糖に灰をつけると燃える実験等。カブの輪切り:外側がよく光る!生体の外部からの過酸化物に対する抵抗なのかもしれない。カイワレも光る:特に根の部分がよく光っているのが肉眼でもはっきり観察できる。

<4/30(月)>
ホスト校である立教新座高の計らいで、充実した施設備を見学させていただきました。段差のある講義室やプロジェクターを始めとする固定設備はもちろん、今や貴重本と思しき書籍やかなりマニアックな教材教具をも眼にすることができました。シリコン単結晶・ダイヤモンド原石

気体の体積と物質量の関係の実験:炭酸カルシウムに酸を加え、二酸化炭素1モルを発生させる。1モルの気体が占める体積を実感させるというもの。

<3/29(木)>
○「演示実験授業の工夫」・・・プロローグとして、演示実験を効果的に行うための工夫。原稿の検討、写真5枚とイラストが入る予定。

○化学変化「化合と分解」
1.塩素とナトリウムの反応:丸底フラスコに塩素ガスを充満させておき、金属ナトリウムをガラス管の先にセット。管上方から水を滴下するとナトリウムと塩素が反応し、塩化ナトリウムが生成するというもの。この白煙は結晶ではないかということだったが?

2.三ヨウ化窒素:ヨウ素と濃アンモニアから三ヨウ化窒素が生成させ、ろ過。生成物を紙にすりつけて乾燥させる。完全に乾かすと、ほんの小さな刺激で爆発する。スタンドに何枚か重ねておき、一番上の紙を爆発させると連鎖的に下部のものまで爆発し、紙に穴があく。

3.爆鳴器:ビニールチューブに電気分解により発生させた水素と酸素を誘導、圧電素子で発火。気体発生装置は、洗ビンにステンレスたわし電極と水酸化ナトリウム水溶液。電極表面積が大きく、4Vで4Aもの電流が流れるため、すごい速度で気体が発生してくる。長いチューブに気体を誘導するにはテクが必要だが、20分もあれば10m管が充填可能。爆発音はさほどではないが、暗がりに光の線が鮮やかに見え、デモンストレーション効果は大きい。

[新実験化学会_NECA_ネッカ]構成メンバー
岩田久道、後藤顕一、鎌田稔、小林邦佳、清水武夫、竹野徹美、田沼務、藤田勲、茂串圭男、渡部智博、山田暢司


◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、実験材料・操作、解説の一部を非公開にしてあります。操作に一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものがありますので参考になさってください。

  


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