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「化学基礎実験A・B  オリエンテーション」 番号無し文字のみ

2023年度は、9/29(金③)4F化学実験室にてオリエンテーションを予定:物理基礎実験との関係(クラス分け)や配布資料もあるため、必ず出席のこと。やむを得ない欠席の場合は、直後に対応について問合せをして解決しておくこと!

担当  山田 暢司(ようじ)(基本的に金曜4Fに常駐)


化学基礎実験 A・B オリエンテーション 担当 山田 暢司
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1.実験に取り組むにあたって
(1)重視したい点
①中学・高校で履修する題材が多く含まれていることを踏まえ、教育現場における指導者としての立場で取り組むこと。
②実験の狙いを踏まえ観察や記録を行い、安全への配慮をしながら、実験スキルアップを図る機会とすること。
(2)出席管理・成績
①教 室:S4 化学実験室
②遅刻厳禁:余裕をもって出席のこと。遅刻して途中から実験に参加・合流は危険であり、事故を招くおそれがある。他の学生が混乱し、迷惑でもある。実験に関しては「遅刻でも受講しないよりマシ」という考え方はない。
③欠席の扱い:2 時限連続実施のため、1回の欠席の影響が大きい。(実験を欠席した場合でも、すべての実験 NOTE・指定レポート提出は必須) 実験操作に関わること自体が授業の主目的でもあるので、複数回の欠席での単位認定はかなり厳しいと考えること。(※教育実習などの公的な理由がある場合は配慮するが、事前に申し出ること。)
④成績:実験への取り組み+実験 NOTE+提出レポートを総合的に判断
⑤再履修者は事前に申し出ること。
(3)準備物・服装など
①参考書:『フォトサイエンス化学図録』(数研出版)など、同等の資料集であればよい。
②服装:白衣着用(大きめのタオルも)
×かかとが高いとか地肌が広く出る靴
×長髪
③安全対策
・保護眼鏡必須:度の入っていない 100 円ショップ製品でも可。普段眼鏡(×コンタクト)をかけている人はそのままでもかまわない。ただし、プラスティックレンズは熱や有機溶剤に弱いので注意。
・有機溶剤アレルギーなど体質的に心配な者は事前に申し出ること。
④その他:実験観察や記録のためのカメラ等使用を推奨。ただし、実験の協力体制を確認し、取り扱いに注意すること。
(4)実験班編成
①班単位での編成は指示する。
②作業分担については相談し合うこと。
2.実験 NOTE の扱い:事前配布するプリント集
(1)各回ごと要点や観察、考察等を書き込むようになっている。毎回の授業日に複数実験テーマを実施する場合が多い。
(2)授業終了時までに完成させて提出。複数枚の場合はその場で重ねてホチキスで仮留め→ 内容をチェックしたものを次回返却する
3.様式指定レポート作成・提出について
(1)実験テーマのうち、特に「様式指定レポート」にしたものがある。研究論文作成のための一定のスタンダードな形式(※詳細はあとで指示する)にまとめる。
(2)該当の実験テーマ、その様式や提出期限等について、あらためて指示する。
4.実施実験テーマ:予定では 11 テーマの実験を順次実施していく。ただし、器具や材料の関係、順序変更や内容が差し替えになる場合もある。
(1)基本操作:試薬の秤量、加熱操作・溶解・試薬の廃棄など、可燃性気体と液体の取り扱い、熱分解性物質やエタノールの燃焼と爆発
(2)実験教材の工夫:炎色反応を用いて~バイルシュタイン反応・電気器具の取り扱い、イオンからなる物質の性質を調べる
(3)劇薬(強塩基など)や電気器具の取り扱い:糖類の酸化還元反応~金属電極を用いた加熱器
(4)化学反応式と物質量の関係:金属と酸の反応、気体の状態方程式~デュマ法による分子量測定
(5)中和反応:酸と塩基、指示薬と pH~二段階中和滴定
(6)酸化還元反応:テルミット反応~メッキ
(7)化学電池:電池製作と電池性能、ダニエル電池~空気電池
(8)ガラス細工:ガラスの溶融・加工


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