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9/27(火)朝日系放映~「トリニクって何の肉…」というクイズバラエティーの一コマ。昔から、あずき(小豆)枕が、暑くて寝苦しい夜の入眠に効果があるとされてきました。その理由を簡単に説明しています。収録では、難しい科学用語を使わないで端的にという話でしたので、水分子が熱を蓄えることと、通気性がよく熱を逃がしやすいの2点に絞りました。


◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、実験材料・操作、解説の一部を非公開にしてあります。操作に一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものがありますので参考になさってください。

  

要は、

①熱量量が大きいので熱がゆっくり移動して、しかも大きな熱を蓄えること。→他のサンプル(ポリエステルなど)は、熱移動は早いが熱を大量には蓄えられない。

②通気性が良い:いったん蓄えた熱が時間をかけて逃げていく…他のサンプルは、繊維が細かくふかふかはしているが通気性は乏しい。

特に、時間をかけて熱を吸収して、しかもゆっくりにげていく…ところがポイント。快適な入眠には「時間をかけて熱が移動」することが要件だと考えられているからです。仮に、熱容量の小さい金属だったりすると、確かに物理的には短時間に熱が移動してひんやりするかもしれません。しかし、それが時間をかけて続かないと快適な眠りにつながらないという、生体内のリズムとの関連も関わってくるテーマで、とっと難解な面もありました。


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