UA-119493607-1 化学発光 | らくらく理科教室
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防災グッズはもちろん、コンサート会場でもよく見かけるようになったあの不思議な光り物。そういえば、祭りの夜店でも光るアクセサリーとしてすでに定番化。電気がなくても明るく光るグッズ、よくみると中は液体のようです。光とは、お日様や物が燃えて炎を出す時、あるいは照明の電源を入れた時にお目にかかれるものと相場は決まっていたのですが、液体が光るとは一体…?

「動画1」蛍雪の功?発光で文字が読める。

「動画2」回収した廃液にお湯を注ぐ(換気注意!)

「動画3」光る和紙の折鶴

「解説」

化学発光は、化学反応の結果、いったん励起状態の化学種が生じ、それが基底状態にもどる時に余剰のエネルギーを光として放出する現象です。一般の反応の前後では、熱エネルギーの出入りを伴うことが多いのですが、この種の反応では光エネルギーへの変換が効率よく行われ、熱をほとんど発生しません。これを 冷光ということもあり、この反応機構を体内でうまく行う生物も多数知られています。

R-O-C=O          O-C=O
|       + H22 →  | |
R-O-C=O          O-C=O
※中間体

シュウ酸ビス試薬のRはトリクロロフェニル基で、過酸化水素と反応して安定な活性中間体(※)をつくります。この物質がペリレンのような蛍光物質を活性化、励起状態に引き上げると考えられています。ルミノールと同類の反応ですが、光の強さという点では、こちらシュウ酸ビスがはるかに強く、舞台効果や防災具、レジャー(キャンプ、つり具など)にも利用されるようになっています。

「画像」試薬量により微妙な色の違い

「画像」市販品には色々なものが増えた

「画像」蛍光物質入り和紙に廃液をかけてみた

◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、実験材料・操作、解説の一部を非公開にしてあります。操作自体に一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものがありますので参考になさってください。


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