UA-119493607-1 紫キャベツ色素で虹色タワー | らくらく理科教室
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紫キャベツ色素を用いて虹色タワー:下方に炭酸ナトリウム、上方から希塩酸を滴下すると、アルカリ性と酸性のせめぎ合いによって、カラフルなグラデーションが観察されるというものです。

一般的に水溶液中の成分の熱運動は、温度に支配され、一定時間が経過すると均一な水溶液となっていきます。しかし、一定条件のもと、水溶液の液性に偏りが残りやすい場合もあります。濃度や温度が違う液体が混ざりにくいことはよく知られ、寒流と暖流、塩分濃度の濃い部分の滞留などが例示されることがあります。

この演示実験は、pHの差が残るような操作によって、指示薬の色のグラデーションを作るというものです。無水炭酸ナトリウムを試験管の底に入れてから水を加えると、水和物が形成されます。この水和物がゲル状となるので、上方からの成分が移動してきてもその動きをブロックする役割を果たします。そのため、しばらくは炭酸ナトリウムの結晶は残り続け、試験管下方はアルカリ性を保つというしくみです。画像は、上から色素粉末を落としても、試験管の底に近い部分で下降が抑えられているところです。

上方からは希塩酸を滴下していきますが、時間経過とともにきれいなグラデーションが観察できるようになります。特に、炭酸ナトリウム結晶の近くは、pH12程度なので色素が黄色くなります。その上に向かうと青い成分と混じり合って黄緑色に見える部分ができます。さらに、青と紫、紫と赤の部分が微妙な色合いを呈します。


◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、実験材料・操作、解説の一部を非公開にしてあります。操作に一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものがありますので参考になさってください。

  


コメント一覧

返信2020年7月28日 2:50 PM

理教法Ⅲ:7/28遠隔授業;教材開発_化学分野_色素を用いて | らくらく理科教室24/

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