「動 画」実践記録21.10.19
〈指導案:2年 単元4「電流と磁界」(新教科書)p.278 – 281〉 M
【本時の展開】
学習過程
全50分 |
学習活動 | 指導上の留意点 |
導入
3分 |
1. 前回までの復習と本時の内容の確認をする。
・電流を流すと磁界が発生する ・磁界はN極からS極に向かっている ・左手の親指、人差し指、中指をお互いが直角になるように広げ、「人差し指を磁界の向き」、「中指を電流の向き」とすると、親指が力の向きになる。これをフレミング左手の法則という (P274 – 278)、を振り返る。 2.めあての確認をする。 「モーターの仕組みについて考えよう」 |
1. 教科書の図や写真を用いて前時の学習「電流がつくる磁界」「フレミング左手の法則」を復習させる。
P274 磁石による引き合ったり、反発しあったりする力→磁力 磁力が働く空間→磁界 P276 電流を流すと磁界が発生する 写真参照 磁界はN極→S極 P281 フレミング左手の法則 中指から順番に「電・磁・力」 ※重要語句は実際に板書して確認する 2.本時ではその内容を活用させて、モーターについての学習を行う。 |
展開
35分 |
1.〈実験〉単極モーターの作成を行う。
「操作」 1.磁石部分の作業 2.電池部分の作業 3.リング部分の作業 の順に作成を行う。 2.実験プリントの「観察」に記入する。 3. 実験プリントの「考察」の部分に記入する。 (1)磁界の向き:N→S (2)電流の向き:+→- (3)フレミング左手の法則から、電流と磁界の向きをフレミング左手の法則に当てはめると、力が働き、リングを回転させている。 |
1. 動画を用いて、作成手順を都度説明しながら作成を行う。
(1)各班の生徒に材料が入ったトレーを取りに来させる。 (生徒一人分の材料:磁石2個 画びょう1個 アルカリ電池1個 アルミホイル2枚 セロハンテープ)×3 (2)材料の確認をさせる。 (3)動画をモニターに映して、全員が同じ手順を踏んで作成に取り掛かる(あらかじめPCに動画を収録しておく)。 (4)完成したら、単極モーターの動きを観察させる(完成具合の確認)。 また、磁石を反対側の極にくっつけたらどうなるか、も観察させる。 2. 出来上がったものを図示させる。 図示が終わったら、今度は画びょうを剥がして、電地を逆さ向きにして再度実験させる。(※磁石の向きは変えさせないように指示) 3.どういう動きが見られたのか、フレミング左手の法則などの既習事項との関係を確認し、班で (1)磁界の向き (2)電流の向き (3)フレミング左手の法則から、どういったことが考えられるのか などを考えさせる。 |
まとめ
12分 |
1.片づけをする
2.実験プリントの「反省・感想」を記入する。 |
1.余ったアルミホイルは可燃ごみ。作成したモーター及びその他はトレーに入れて回収。
2.今回の授業について振り返りを行い、次時の授業に活かせるようにする。 |
【実験プリント】
実験1:単極モーターを作ろう 参考:教p274-281
実施日時: 天候 気温
年 組 番 班 氏名
「実験目的」
単極モーターを作成し、本単元で学習した内容や既習知識を活かして、モーターの仕組みについて考える。
「準 備」磁石2個 画びょう1個 アルカリ電池1個 アルミホイル2枚 セロハンテープ
「実験操作」1班3-4人想定
→単極モーターの完成
「実験上の留意点」
1.熱をもつことが多々ある。長時間の連続使用は避け、十秒以上回ったら、リングを外すようにする。
2.リングに画びょうを当てるポイントを作るときに、セロハンテープで止めた部分をポイントにしないこと。
3.リングを画びょうにセットするとき、リングが磁石と触れ合うように形を整えること。
4.画びょうを使用しているので、指を怪我しないように、十分に気を付ける。また、万一に備えて保護メガネを付ける。
(1)作成したものを図示してみよう。
(2)電池の向きを変えたときの変化
※磁石の向きは変えないで!
〇電流の流れる向き
極 → 極 |
〇磁界の向き
極 → 極 |
〇フレミング左手の法則とは何か。言葉で説明してみよう。
余ったアルミホイルは可燃ごみ。作成したモーターとその他はトレーに入れて回収。