ダウンロード用フォーマットファイル → format_No.6:気体の状態方程式によるシクロヘキサンの分子量測定
「動 画」実践記録
No.6 様式指定レポート ※番号なし文字のみ!
学籍番号[ ]氏名[ ]
※今回は実験Noteではなく、様式指定レポートとして期限までに提出する。
*『様 式』ダウンロードしたフォーマットファイルをそのまま使えば、詳細な設定は不要になる。
*フォーマットファイルは、このプリントの内容と同様である。このプリントの教員の解説部分などをカットし、追記したりして、自分なりのオリジナル論文とすればよい。基本的に表紙作成の後、2ページ以降を活用することになる。
どんな研究に取り組んだのかがわかるように端的に表現する。必要な場合は、「~サブタイトル~」を付しても良い。
「実験実施日」「学籍番号」「氏名」「共同実験者」→ 右下右寄せ
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提出レポート記載例
以下、指定様式としての記載例。あくまで作成例であり、そのまま写すのではなく、内容を要約したり拡張するなど工夫を加えること。特に、教員による指示は*印でMSゴシック体で示してあるが、その部分はすべて削除すること。
提出期限:( / )
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「表 紙」
*ここは単独ページ(0ページ)にする
「表 題」
気体の状態方程式によるシクロヘキサンの分子量測定
「氏名等」
*右下に学籍番号・氏名・共同実験者・提出日等を記載する
…ここから1ページ…
「目 的」
気体の状態方程式によりシクロヘキサン C6H12 の分子量を求める
*化学式は半角、数値と単位の間や物質名との間に半角スペースを入れる。化学式の前後など、文字が詰まる場合にも。
「概 説」
pV = nRT
実験としては、気体の状態を一定気圧P・温度Tを保ち、その気圧の体積Vと質量m〔g〕がわかれば、物質量(n = m/M)から分子量M〔g/mol〕を求めることができる。
pV = (m/M)RT
*物理定数や公式は斜体表記が基本
*単位記号は、化学論文では〔 〕を用いる。他の分野では[ ]を用いることも多いが、化学では濃度を[H+]のように表しているので、混乱を避けるため〔 〕が用いられることが推奨されている。ただし、ワープロソフトの多くで〔 〕が全角表記になるため、数値との間の半角スペースを入れることは不要になる。
*考え方を図説化する
容器内の物質の質量m = m2 – m1
正確には、 m = m2 – m1 + m3
m2 は、 空気の密度d×フラスコ容器v×シクロヘキサン蒸気の占める割合(シクロヘキサン蒸気圧/大気圧)で求まる。
・空気の密度d = 1.17 g/cm3
・フラスコ容器体積v = 100 mL(cm3)
・シクロヘキサン蒸気圧 pCH = 1.2×104 Pa
・大気圧p0 = 1.01×105 Pa
*上記の数値から1.39×10-4 gと求まるが、精密電子天秤の精度では検出できないほど小さいため、実際の計算上では無視できると考察しておく。 → この部分は「考察」で再度述べておくとレベルが上がる。
「準 備」
*正式の論文では使用器具と試薬を別々に記載する!
【使用器具】
100 mL丸底フラスコ アルミホイル(キャップ用) 精密電子天秤 スタンド 500 mLビーカー 温度計 1 mL駒込ピペット
【使用試薬】
シクロヘキサン C6H12 約1 mL
「操 作」
「工夫と注意・片付けなど」
「観 察」
*実験装置図
①実験の様子がわかるように図説する。実験の過程で起こったことや観察の記録も記載し、撮影画像は一枚以上貼りつける。
②観察の様子がわかるイラスト(手書きかドローソフトを使用)も一枚以上貼り付ける。
「結 果」
*m1やm2 からm gを求める。お湯の温度 t ℃は?
「考 察」
*ポイントを何点かに絞ってコンパクトにまとめる
1.*得られた数値m1・m2、大気圧PO = 1.01×105 Pa、お湯の温度t ℃、気体定数R = 8.31×103〔L・Pa/(K・mol)〕を用いて、気体の状態方程式pV = (m/M)RT を解く。シクロヘキサンの分子量Mを計算値として求めること。ただし、計算の過程も残し、最終的には有効数値3ケタにまとめる。
2.*参考資料の分子量のデータの数値と比較して、実験値との差異について考察する。実験操作のどの部分がどうであったか、そうなるとこういう結果になり得る、などを考察する。
*考察のヒント
フラスコ内のシクロヘキサンはすべて気体となっていることを前提にして気体の状態方程式pV = (m/M)RTが成り立つ。しかし、…
…いずれの場合も、単なる感想や「思い」ではなく、具体的な数値を示して検討を加える。例えば、もし質量の計測値に1 %や0.01 gのプラス誤差があったとすれば、計算値はこのようになる…など。特に、実験操作が下手で失敗したからとかは×! それなら、もっと上手になるように訓練して、再実験すればよいだろう、ということになる。
「参考文献等」
*最後に、レポート作成にあたって、具体的に参考にした資料を記載する。
著作者,文献の書名,出版社名,出版西暦年,巻号,該当のページ. の順で書くことになっている。
例:紫式部,源氏物語,道長株式会社,1015,18,pp.23-35.
例:色素分析データ,秘密結社,http://sciyoji.site/(2018.4月現在)
*年間・月刊誌の場合は、タイトルの直後にそのまま巻や西暦をつなげる場合(源氏物語 八巻1015)もある。区切って、巻・号など数値が続く場合は、斜体やフォントを分けたりすることもある。該当ページのみなら「p.27.」に、複数にわたる場合は「pp.」ページポジション、つまり何ページから何ページまでを記載(pp.自体を省略することも多い)。項目の区切りは「,」で、最後は「.」で閉じる。
*webサイトからの参考も次第に許容されるようになっている。ただし、自由に書き換えができるケースが多いので、信頼性に欠けるという考えが基本にある。図や表については、積極的に引用しても良いが、その時点の年・月を付しておくと良い。