『理科教育ニュース』(少年写真新聞社)4/18号『色が異なる砂糖水の層を作る』を監修しました。光の旋光性を用いて砂糖の濃度を区別する実験で、砂糖(ショ糖)が光の振動面を変化させ、偏光板を通過する光の色が異なって見えるというものです。
「動 画」2枚の偏光板の間に、試験管を置き、2枚目の偏光板を回転させています。光の暗くなり方がずれて、旋光を受けた光の色が異なって見えます。
ショ糖(スクロース)を通過してきた光の振動面は右方向に回転(旋光)します。します。2枚の偏光板の間に、試験管3本(左中右の順に、純水・低濃度ショ糖水溶液・高濃度)置き、2枚目の偏光板を回転させています。ショ糖水溶液の光の暗くなりかたがずれて、高濃度のショ糖のずれ具合(旋光角)が大きいことがなんとなくわかります。しかも、旋光を受けた光をよく観察すると、光が青→紫→黄へと色づいてみえます。
「監修内容_項目のみ」
タイトル:光の振動面が変化する旋光という現象
1.偏光板で光の振動面を抽出する
2.ショ糖が旋光性を示す
3.旋光の結果として色の変化も観察される
4.立体構造上の特徴が旋光をもたらす
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理科教育ニュース2019.4.18 → 少年写真新聞社
◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、実験材料・操作、解説の一部を非公開にしてあります。操作には、一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものがありますので参考になさってください。