水への溶け方の違いや、ろ過したあとのろ液とろ紙に残る物質などを観察します。コーヒーシュガーは茶色で観察しやすいので、この種の実験に適しています。また、デンプンの白い粉末は、水に溶かすと白く濁ったようにも見え、コーヒーシュガーと対比しやすいです。特に、デンプンは分子が大きく、ろ紙を通過できずにろ紙上に残ってしまうところをどのように示すのかがポイントです。
「動画1:模擬授業版」
「動画2」
「動 画」2020.01.21
「指導者評」
〇〇〇〇〇
《指導案:第1学年 単元2 「水溶液の性質」》 指導者 H
【本時の展開】
学習過程 | 学習活動 | 指導上の留意点 |
導入
(5)分 |
1.発問
「身近にある物質で水に溶けるものは何ですか?」→塩、砂糖 「物質が水に溶けているか確認する方法は知っていますか?」→ろ過 |
1.手短に行う。
板書はしない。 2,3人に問う 実験プリントは授業開始時に配布 |
展開
実験
(20)分 |
1.実験の目的:物質ごとの溶け方の違いを確認
2.実験操作の概要・注意点確認する 1)役割分担する 2)質量を測る:電子天秤の使用、水・各物質の測定 3)溶け方の観察:物質を水の入ったビーカーに入れて、混ぜながら溶け方の様子を観察 4)質量を測る:混ぜた後の質量を測定 5)ろ過する:溶かした溶液をろ過する 6)ろ過した液をスライドガラスに1滴とり、ガスバーナーで乾かして観察する 3.実験プリントの記入 観察して気づいたことの情報交換 |
教科書103ページ
1.実験での注意点は別紙参照 生徒に役割分担させる 実験道具はあらかじめ分けておく 実験中は机間巡視 ガラスを扱うため取り扱いには注 意するよう指導する ガスバーナーを使用するため注意喚起をする 2.実験結果を班で話しながら記入ささせる |
まとめ
(5)分 |
1.まとめ
→混ぜる前後も質量についての発表 2.片付け |
1.プリントに応じて板書
質量の変化の確認 2.すべて流しに流して良い。ろ紙はごみ箱。ガラス類は洗って乾かす。 |
「実験プリント」
水に溶ける物質のようす 年 組 番号 名前
準備物 コーヒーシュガー、デンプン、100mlビーカー(2)、50ml三角フラスコ(2)
白い紙、黒い紙、ろうと、ろ紙、薬包紙、薬品さじ、ガラス棒、洗浄びん
スライドガラス(2)、電子てんびん(または上皿てんびん)、ガスバーナー
実験の手順
【結果】
質量 | コーヒーシュガー | デンプン |
水 | ||
1杯分 | ||
混ぜた後 |
ようす | コーヒーシュガー | デンプン |
混ぜた後 | ||
ろ過した後 |
感想
◇理科教育法「1年化学」水に溶ける物質のようすp103
◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、実験材料・操作、解説の一部を非公開にしてあります。操作に一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものがありますので参考になさってください。