水への溶け方の違いや、ろ過したあとのろ液とろ紙に残る物質などを観察します。コーヒーシュガーは茶色で観察しやすいので、この種の実験に適しています。また、デンプンの白い粉末は、水に溶かすと白く濁ったようにも見え、コーヒーシュガーと対比しやすいです。特に、デンプンは分子が大きく、ろ紙を通過できずにろ紙上に残ってしまうところをどのように示すのかがポイントです。
「動 画」操作ガイド
「動 画」模擬授業2022.7.12 Y
「動 画」模擬授業2022.1.18 Y
「動 画」模擬授業_リモート_2020.01.21:H
日 時 令和3年 月 日() 4校時 16:20~18:00
場 所
生 徒 都留市立文科中学校1年1組30名(男15・女15)
指導者 都留文科大学3年 Y
第3章 水溶液の性質 p.100~113
以上 計4時限
知識・技能 |
思考・判断・表現 |
主体的に学習に取り組む態度 |
〇水溶液の性質について理解できる。(ワークシート) (〇質量パーセント濃度について理解できる。(ワークシート)) |
〇水溶液の性質について考えることができる。(観察・ワークシート) |
〇班内で協力して実験や話し合いを行えている。(観察) |
【本時の展開】
学習過程 |
学習活動 |
指導上の留意点 |
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導入 |
1これまでに学んだことの復習 ・物を水に溶かす前と溶かした後の重さの違い
・温度による物の溶け方の違い |
1小学5年生時に学習済みであることを思い出させる。 |
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展開 |
1. シュリーレン現象を観察する。 2.操作方法,実験の手順について確認する。 (1)電子天秤の使い方を確認する。 (2)ろ過の仕方を確認する。 (3)加熱の時の注意点を確認する。 3.片付け 4.コーヒーシュガーとデンプンとの違いを比較する。 ・班の結果を共有する。 ・結果からわかること考えられることを考察する。 |
1.シュリーレン現象を演示して紹介する。 2.保護メガネの着用を義務つける。 (2)ろ紙の折り方について指導する。 (3)加熱時に,試験官ばさみが燃えないように注意させる。 3.ろ紙,薬包紙は可燃ごみへ,器具は良く水洗いして元の位置へ,液体はそのまま流しへ 4.情報が班内で共有されているか,考察ができているかなど机間巡視で観察する。 |
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まとめ |
〇本時のまとめ |
〇口頭で,本時の内容をさらいながら,水に溶けるとはどういうことかについて振り返りをする。 |
【実験プリント】
実験 物のとけかた 参考:教p100-105
実施日時: 天候 気温
年 組 番 班 氏名
「実験目的」水にものがとけるということはどういうことなのかについて考える。
「準 備」
コーヒーシュガー 1杯,デンプン 1杯,水 100 mL,三角フラスコ(2),100 mLビーカー(2),ガラス棒(2),ろ紙(2),ろうと,薬さじ(2),薬包紙(2),スライドガラス(2),電子天秤,試験官ばさみ,濡れ雑巾,ガスコンロ
「実験操作」
〈質量の測定〉
コーヒーシュガー |
デンプン |
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とかす物質の質量 |
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水の質量 |
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全体の質量 |
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ろ過後の全体の質量 |
〈実験の様子〉※絵と短い文章で!
コーヒーシュガー |
デンプン |
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とかした時の様子 |
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ろ過後の様子 |
||
加熱後のスライドガラスの様子 |
考 察
(1)〈質量の測定〉〈実験の様子〉から読み取れること,またそうなる理由。
(2)(1)から水にとけるとはどういうことだろうか。
※特にコーヒーシュガーを加熱したスライドガラスは水で汚れが取れるまでよく洗い落とす。
◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、実験材料・操作、解説の一部を非公開にしてあります。操作に一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対(!)にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものが多いので参考にして下さい。