• 教材や実験の開発情報

バタフライピーは、ハーブティーの一種として、目にすることが多くなりました。少量の材料から濃い色素が得られるので扱いやすい素材となっています。

□比較的低温でも色素が容易に抽出され、レモンを入れると赤紫色への変化がはっきりと観察できました。

「解 説」

酸やアルカリで色変化が観察できる色素は、身近な食材から抽出することが好まれています。濃い色素を抽出しやすい素材として、紫キャベツやナス、ブルーベリーなどが用いられますが、生の素材のまま用いるのには、量がかさみやすい上、おろし器や絞り布など、使用器具が増えてしまう傾向があります。黒豆なども良い色が出せるのですが、事前に煮込んで、一定温度まで冷ますことが必要で、どうも手間がかかるという印象があります。その点、乾燥ハーブは、熱湯抽出で済むので、準備や操作が格段に楽になります。ハープとしては、マローブルーが人気がありますが、このバタフライピーは、少量でも濃い色素が得られ、これでもかと再抽出を繰り返せるので魅力的な素材となっています。

アイスティーとして、細かな氷を入れたうえでレモンスライスを乗せると、紫~青~赤紫色の変化がグラデーションとして観察しやすくなるのでお勧めです。一時、大手のハンバーガーチェーンで色の変わるハーブティーとしてキャンペーンをやっていました。(2018春頃)

◇教材:ハーブティーの一種として入手可能

◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、実験材料・操作、解説の一部を非公開にしてあります。操作に一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対(!)にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものが多いので参考にして下さい。




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