銅箔を加熱してできる酸化被膜を葉脈に貼りつけました。酸化被膜の部分で光の干渉が起こって、カラフルに見えるというものです。シャボン玉のカラーと同様ですね。
「動 画」しおり工作編:出来上がった葉脈からの作業
「解 説」
銅箔を加熱すると酸化被膜が形成されます。酸化被膜の透明な部分が光を透過させるため、光の干渉によってカラフルな模様が観察されるというものです。シャボン被膜のようなイメージですが、銅箔を熱しているときに、色縞がうねるようにできるので、なかなかリアリティーのある現象といえます。金属表面に透明な酸化被膜ができるということには意外な印象を持つようですが、ビスマスのカラフルな結晶を話題にすると理解が早いようです。なお、酸化銅(Ⅰ)か(Ⅱ)かの議論はちょっと複雑です。
実験操作では、ノリのつけ方や銅箔の貼り付けの手順などちょっと手間を要する部分はあります。葉脈に色を付けたり、両面に銅箔を貼り、片面は加熱しない箔を貼るなど、工夫すべき点も多いのですが、それなり作品としては魅力的なものとなります。科学イベントなどで持ち帰り教材としても活用できる実験ネタです。
「動 画」貝殻を用いた例
◇参考:正確な出展が不明ですみません。全国理科教育大会の資料で、宮城県仙台三高の菅原先生の資料を参考にさせて頂きました。
◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、解説の一部を非公開にしてあります。操作には一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対(!)にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものが多いので参考にして下さい。
◇著書(単著):『サクッと!化学実験(dZERO)』『高校教師が教える化学実験室』『実験マニア(亜紀書房)』