亜鉛と塩化水素の反応 酸化の定義と酸化数の変化に関する定番反応で、亜鉛が放出する電子によって水素イオンが還元されて気体になって発生します。
「動 画」発生した気体に点火
「解 説」
亜鉛Znと塩化水素HClの酸化還元反応で、水素イオンが酸化剤として働き亜鉛から電子を受け取り、水素が還元されて発生してきます。
亜鉛:Zn → Zn2+ + 2e–…①
水素イオン:2H+ + 2e– → H2↑…②
①+②(2e–を消去)イオン反応式③完成
Zn + 2H+ → Zn2+ + H2↑…③
酸化数 (0) (+1) (+2) (0)
酸化された物質:Zn 還元剤
還元された物質:H+ 酸化剤
実験では、試験管を逆さにしてテープで軽く留めるだけの簡単操作で、上方置換で捕集した水素に点火しています。水素が燃焼する際に「ヒュッ!キャン!」という、どことなく小動物の鳴き声のような音がします。化学実験業界では「吠える犬」といえばその意味が伝わるようです。
◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、解説の一部を非公開にしてあります。操作には一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対(!)にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものが多いので参考にして下さい。
◇著書(単著):『サクッと!化学実験(dZERO)』『高校教師が教える化学実験室』『実験マニア(亜紀書房)』


