マッチの頭薬を燃焼させて発生した気体(二酸化硫黄)が水に溶解して酸性を示すことがわかります。
「解 説」
マッチの頭薬には塩素酸カリウムKClO3(酸素を供給)、硫黄S(可燃物:燃焼する酸化剤)、ガラス粉(摩擦材)などが含まれています。マッチを点火すると、含まれる硫黄の燃焼によって二酸化硫黄SO2が発生します。
S + O2 → SO2
この二酸化硫黄が水に溶解することで、亜硫酸H2SO3となり、これが酸性を示すことになります。
H2O + SO2 → H2SO3
H2SO3 → H+ + HSO3–
動画では、指示薬として紫イモパウダーを用いていますが、他のBTBなどでも色の変化を観察することはできます。大気汚染における酸性雨の発生メカニズムとの関わりもあるので、環境学習での活用も可能な実験です。
◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、解説の一部を非公開にしてあります。操作には一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対(!)にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものが多いので参考にして下さい。
◇著書(単著):『サクッと!化学実験(dZERO)』『高校教師が教える化学実験室』『実験マニア(亜紀書房)』


