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容器に注ぎ込むふりをしているだけですが、容器内にはしっかりとヘキサンの蒸気がたまります。そこにライターの火を近づけると容易に燃焼が起こるというものです。

ヘキサン C6H14 は、常温で液体(沸点69 ℃)ですが、分子量86で蒸気密度が高いので容器の下部にたまりやすい上、引火点-22℃と低く、爆発限界濃度も極めて低いため、取扱いに注意が必要な物質です。

引火による事故はもちろんですが、そもそもヘキサン蒸気は吸入することのないよう、十分な換気・ドラフト使用が求められます。


◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、解説の一部を非公開にしてあります。操作には一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対(!)にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものが多いので参考にして下さい。

◇著書(単著):『サクッと!化学実験(dZERO)』『高校教師が教える化学実験室』『実験マニア(亜紀書房)


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