卵の殻とミョウバンを用いてジオード(晶洞:しょうどう)に似せた作品をつくります。
□ミョウバンの結晶つくりはとても時間を要するのですが、この方法なら短時間に作品をつくることがdけいます。
「解 説」
ジオード(晶洞:しょうどう; Geode)とは、岩石が作られる際に、その内部にできる空洞を持っているものです。成分が固化する際に熱水が入り込み、イオン性の物質が結晶化したと考えられます。観光地で展示販売されているのを目にすることもありますが、石ころのように小さいものから、数メートルに及ぶ芸術作品のような趣のあるものあります。この実験は、途方もない年月をかけて形成されるジオードを、卵殻とミョウバン水溶液を用いて簡単に再現しようとするものです。色は食紅を用い、濃度を調整することで結晶の大きさを変えることもできます。なお、うまくいかない場合でもミョウバン水溶液は使い回すことはできます。
◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、解説の一部を非公開にしてあります。操作には一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対(!)にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものが多いので参考にして下さい。
◇著書(単著):『サクッと!化学実験(dZERO)』『高校教師が教える化学実験室』『実験マニア(亜紀書房)』