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6カップ(A~F)を用いて、透明→茶色→やや薄い黄色→赤紫色→茶色→青紫色のカラーマジックを演出します。

カップには、動画の右側からA~F…A:ヨウ化カリウムKI B:塩素系漂白剤 C:水酸化ナトリウム D:フェノールフタレイン指示薬 E:塩酸 F:デンプン

操作を以下①~⑤段階に分けて解説します

①AをBに加えると透明が茶色に:透明水溶液のヨウ化カリウムKIを塩素系漂白剤に注ぎ込むと、ヨウ化物イオンが塩素によって酸化され単体のI2が生成、茶色を呈します。

2I→ I2

②BをCに加えると茶色が薄い黄色に:単体のI2は、水酸化ナトリウムによって次亜ヨウ素酸HIOとなります。ただし、この反応は可逆反応であり、ある程度のヨウ素が残るため、薄い黄色を呈します。

I2 + OH–  ⇄ I I + HIO

③CをDに加えると透明が赤紫色に:水酸化ナトリウムによってDのフェノールフタレイン指示薬が赤紫色を呈します。

④DをEに加えると赤紫色が茶色に:Eの塩酸によって②の反応 I2 +  OH⇄ I + HIO は左に傾きます。再度、単体のヨウ素 I2 が生成してきます。また、全体としては塩酸によって水酸化ナトリウムがすべて中和されるわけではないので、フェノールフタレイン指示薬の色が残り、①よりも茶褐色を呈するようになります。

⑤EをFに加えると茶色が青紫色に:単体のヨウ素 I2 がデンプンとヨウ素デンプン反応を起こし青紫色を呈します。

なお、演出としては、カップの内容物を注ぎ込む際に各カップに少しだけ残すようにして、最後に全体の色の変化の流れが再確認できるようにしておくとよいと思います。

「動 画」学生による演示実験・解説編


◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、実験材料・操作、解説の一部を非公開にしてあります。操作に一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対(!)にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものが多いので参考にして下さい。





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