UA-119493607-1 液体窒素でエタノールを凍らせる | らくらく理科教室
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液体窒素(沸点約-196℃)にエタノール(約-114℃)を注ぎ込むと、エタノールは球状になってしばらく液体窒素中を浮遊します。その後、凝固が始まって結晶の形が見えたかと思うと、下方に沈んでしまいます。

エタノールが液体のうちは球体になるのは、エタノールが極性分子であり、その表面表力によるものだと考えられます。しばらく浮いたり沈んだりを続けるのは、エタノール(液体)の低温での密度が0.85[g/cm3]くらいで、液体窒素の0.81[g/cm3]に近いことによります。また、エタノールと窒素との境界面では、窒素が気化しているので、球体に浮力を与えていることも関係がありそうです。しかし、エタノールの温度が低下して凝固すると、密度が大きくなるので下方に沈んでいくことになります。

取り出したエタノールの結晶ですが、透明でほぼ氷のようでした。ライターであぶれば、さしずめ燃える氷のようでした。

なお、エタノールを先に器にいれておき、あとで液体窒素を注ぎ入れても、エタノールは球状にもならず、固化しないということは興味をひきます。→http://sciyoji.site/sciyoji/n2_ethanol_uneune/

◇このブログで発信している実験は、取扱いに注意を要する試薬・器具も含まれています。また、操作自体に一定のスキルを要しますので、記事や映像を見ただけで実験することのないようにお願いします。実験の詳細の多くは、特に次の3書で紹介していますので参考になさってください。


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