光が鏡に当たる際、入射角度と同じ角度で反射する性質を利用した工作教材で、物が浮いているように見えたり消えたりしかたのように思えるようなしかけになっています。お金を投入しても、音がするだけでお金が消えたように見える貯金箱工作にトライしてみました。
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「動 画」模擬授業
「動 画」
理科教育法「1年物理」光の反射~不思議な貯金箱の工作
<理科学習指導案>
日 時 令和5年1月10日(火) 5校時 16:30~17:20
場 所 都留市立文科中学校理科室
生 徒 都留市立文科中学校2年1組32名(男17・女15)
指導者(実習者) 都留文科大学2年 教育実習生
指導教員 都留市立文科中学校 教 諭 印
以上 計5時限
本時の目標 光の反射や屈折についての既習事項を踏まえて、鏡を用いた貯金箱づくりの実験を通してその仕組みについて理解を深める。
工作用紙、のり、セロハンテープ、ハサミ、カッター、アクリルミラー、カッターの下敷き、消しゴム、ボンド、定規、折り紙を班ごとに用意しておく。
・中学校学習指導要領解説 理科編 (文部科学省), pp.29-31.
・探求する新しい科学1,東京書籍,2021,pp.145-162.
【本時の展開】
学習過程 50分 | 学習活動 | 指導上の留意点 |
提示・導入 5分 | 1.前時の振り返り | 1.工作に時間を多く使えるようにするため、指名はせずに説明する。 |
実験35分 | 1.実験の手順確認
(完成品観察、実験プリント) 2.机上整理・実験器具・材料配布:準備完了次第開始 3.実験 (1)実験プリントや、動画を観ながら製作する。 (2)完成後、お金を入れてみる。 4.実験終了の指示 |
1.完成品にお金を入れるところを見せる。
実験目的を確認する。 2.事前に教員が班ごとに材料を用意しておく。 3. ・刃物の取り扱いに十分注意する。机を傷つけないように下敷きを敷くように指示する。 ・折り紙を工作用紙のどこに合わせるか見せながら指示する。 ・貼るときの道具がセロハンテープの場合と、のりの場合があり、工程によって異なるため、その都度指示する。 ・わかりづらいところは完成品を見せて説明する。 ・気づいたことは他の生徒にも聞こえるように全体に向けて指導する。 ・作業進度に差が生じた場合、注意すべき作業の説明は全体に聞かせ、机間指導で個人にも指導する。 (2)終わった生徒からお金を入れてどのように見えるか確認し、どうして見えないのか仕組みについて考える。 |
まとめ・評価・片付け
10分 |
1.考察:協議・意見交換
2.まとめ 3.片付け指示 4.プリント提出 |
1.実験全体の評価として、良い点、反省点を挙げる。気付いたこと、明らかになったことをグループ内で意見交換しながらプリントにまとめさせる。
※実験プリントの記入が疎かになっている生徒が出ないように。 2.光が鏡に当たるときの性質を利用したことを伝える。 3.廃棄物・返却物・机上整理最終確認 |
【実験プリント】
実験:不思議な貯金箱づくり
実施日時: 天候 気温
年 組 番 班 氏名
◆実験目的
光の反射や屈折についての既習事項を踏まえ、鏡を用いた貯金箱づくりの実験を通してその仕組みについて理解を深める。
◆準 備
工作用紙、のり、セロハンテープ、ハサミ、カッター、アクリルミラー、カッターの下敷き、キャラ消しゴム(寿司)、速乾ボンド、定規、折り紙
◆実験操作(1班3-4人想定)
※工作用紙1枚で2人分切り抜く
※セロハンテープは周りだけでなく、丸くして図の裏側にも貼る。
※カッターの下敷きを使用する【4:40】
【5:20】
正方形を二枚作るために、引いた線に合わせて折り紙を折り、線に合わせてハサミで切る。2枚のうち1枚は斜めに半分に折り、折り線に沿ってハサミで切り、三角形2枚を作る。【7:27】
・トレーにのせて返却:のり、セロハンテープ、ハサミ、カッター、カッターの下敷き、ボンド、定規
・完成品は持ち帰る
◇使用教材:ミラーシート キャラ消しゴム セメダイン 工作用紙 テープ ハサミ 折り紙
◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、実験材料・操作、解説の一部を非公開にしてあります。操作に一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対(!)にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものが多いので参考にして下さい。