UA-119493607-1 まるでドラゴン?黒いモコモコ物体 | らくらく理科教室
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砂糖と重曹を用いたシンプルな実験:近づくと、炭がモコモコ伸びていく部分がよく観察できます。数分でかなり長くなるのと、ところどころ枝分かれしてくる部分もあって、それがドラゴンの手足のようにも見えて楽しい実験です。

15分位かかるのでタイムラプスで撮影しました。

「解 説」

1.黒い細長い物体が伸びてくる:白い粉に火をつけると、たくさんの黒い点が現れ、そこから細い枝のような黒い棒が伸びてきます。成長のスピードは加速し、複数の枝が重なりあって太く大きな幹に成長していくのです。伸びながら少しずつねじれて、らせん状の構造になり、ところどころ小枝も残るので、それが生き物の手足のようにも見えます。まるで黒いドラゴンが手を広げながらうなりながら進んでいくようです。

2.炭酸水素ナトリウムの熱分解反応:エタノールの燃焼熱によって、次の3つの変化が起こると考えられます。(1)砂糖が溶解して粘性が高くなる。 (2)炭酸水素ナトリウムの熱分解で二酸化炭素が発生し溶けた砂糖を膨らませる。 (3)砂糖を構成する分子から水分子が抜けて炭化が進行する。これら3つの変化がほぼ同時進行し、関与する物質が尽きるまで反応が継続していきます。特に(2)は、2NaHCO3 → Na2CO3 + H2O + CO2 としてよく知られていて、溶けた砂糖が発泡により膨らむ点は、カルメ焼きのメカニズムと似ています。

3.意外に愛らしい:黒い物体は、燃料を多く使えば、それだけ長いものができます。また、細かい粉末状の砂糖を用いると、表面積の関係で、燃焼反応エリアが拡大し、成長速度がアップします。できあがった黒い物体ですが、触ってみると意外にふかふかして軽く、愛らしい感じもします。香ばしい匂いもするのですが、あくまで炭素の単体ですのでカルメ焼きのようにおやつにはなりません。


◇Yahoo!映像トピックス『美しすぎる化学』の配信 → もこもこ怪獣物体

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◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、実験材料・操作、解説の一部を非公開にしてあります。操作に一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものがありますので参考になさってください。

  


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