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カラス管を加熱して溶かし、中にビーズなどを詰め込んで、両端を封じたマドラーをつくりました。

ガラス管(内-外径:4-6mm) 20㎝を切り出して用いました。切り出す際には、ヤスリで一度傷をつけておきます。両手で持って、傷の反対側に両親指を揃え、外側に向かって力を入れると、パキッといって簡単に切断できます。

ガラス管の加熱は、回転させながら、コンロ火にあてて片方の端を溶融させる感じです。丸みを帯びるまで加熱していきます。中にスパンコールやビーズなどを詰め込んでいますが、入れすぎるともう一端を閉じるときに焦げやすいので、ほどほどにしておきます。

ガラスは、ケイ素と酸素の化合物(ケイ酸塩)を主成分とした硬かたく透明な物質として、古代から知られてきました。薬品にも強く、表面が滑らかで汚れを落としやすいため、窓ガラスや食器、鏡、レンズなど多方面で利用されているものです。

ガラスは、一般的な結晶では決まった方向に光が散乱したり、割れやすかったりするのに対し、ガラスは、原子の並びが不規則で全体が均一なつくりになっています。例えば、二酸化ケイ素の結晶である水晶は規則正しく原子が並んだ構造になっているのに対し、ガラスは、組成は同じでも原子の配列に規則性がないのです。


◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、実験材料・操作、解説の一部を非公開にしてあります。操作自体に一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものがありますので参考になさってください。

  


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