• 教材や実験の開発情報

中央区立環境情報センター主催行事として昨年に引き続き、今年度も実験教室を担当させていただきました。90分間の行事の中で、前半は指導者による演示実験、後半は参加者による科学実験を実施しました。特に、今回は「環境」に関わるテーマで、温暖化原因物質である「二酸化炭素」とその固体である「ドライアイス」を用いた実験をメインに紹介しました。

「動 画」実施時間90分の一部


参加者に配布した実験プリント:文字情報の一部のみ公開

夏休み科学実験教室

~見て触って感じながら環境や自然科学について楽しく学びます~

「スタッフ」

指導者:山田 サポート:寺川先生 白井先生 都留文科大学生2名

「演示実験」

まずは、簡単な演示(えんじ)実験を行います。実験のしかたや起こったことを観察しましょう。

1 エアバズーカ!:はなれた場所にある紙コップがたおれます。さらに煙をいれてみると…。

〇紙コップをたおす力は何かな?

〇けむりの形からわかることは?

2 巨大な泡が発生:容器に、何か秘密の粉を加えると…?わかりやすくするため、泡の立つ洗剤を加えておくよ。

〇泡の正体は何?

〇秘密の粉のはたらきは?

3 光るビニールチューブ:ビニール管の中に気体がはいっています。静電気を使うと何かが起こるよ。

〇何が起こったのかな?

〇光ったあとに残ったものは何かな?

4 不思議な物質[ドライアイス]:環境問題で扱われることの多い物質ですが…

〇スプーンを使ったら?

〇コインを並べたら?

〇ビニール袋に入れてみたら?

〇空気と比べて重い?軽い?

〇フィルムケースのふたが?

〇水溶液の色はどうなった?

〇ドライアイスでつくるシャボン膜の様子は?

「参加者実験」

では、いっしょに、科学実験を楽しみましょう。でも、中には使い方に注意が必要なものもあるから、しっかり指示を守って下さいね。また、プリントの漢字が読めないなど、よくわからない場合は、先生や近くの白衣のスタッフさんに聞いてください。特に、保護者の方にも、お手伝いをお願いいたします。

実験1 交通信号反応~3色に変わる水

  • 三角フラスコにアルカリ液がはいっている → インジゴカルミン水溶液をピペットで1 mLほど入れる
  • フラスコに栓をする → 全体を軽く振る → そのまま → はげしく振る → そのまま…を繰り返し色の変化を観察する ※振るときは栓を親指で押さえる 色が薄いと感じたら、学生スタッフに色素を追加してもらってください。栓は開けないで!

実験2 ドライアイスにトライ!

  • フィルムケースに仕込んでみよう:タコ糸とガムテープでつないで→フィルムケースに小片を入れます。(※メガネ)
  • スプーン上にのせてみよう
  • 小片をビニール袋にいれておこう
  • コインを押しつけてみよう:乾いたぞうきん上で!
  • 紫キャベツ色素とフェノールフタレイン溶液の水溶液に小片を入れてみよう → アンモニア水(タレビン中)を追加して色を戻してみよう
  • 白いドームをつくってみよう:プラカップにお湯を1/3くらい → 洗剤入り試験管とモールでシャボン膜を張る ※ 手が洗剤で汚れたら濡れタオルでふきとる

「片付け・閉会行事」主催者から指示があります

「資 料」公立大学法人 都留文科大学教養学部学校教育学科 山田暢司


◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、実験材料・操作、解説の一部を非公開にしてあります。操作に一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものがありますので参考になさってください。

  


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