ビスマスの表面にできる透明酸化膜が光が干渉を起こすことで、カラフルな光沢が観察できます。また、骸晶という独特の形状の結晶を作るという点も魅力的です。
「動 画」注ぎ出し法での操作
□被膜の厚さによって強められる波長が異なるため、カラフルな光沢が観察される。
「解 説」
ビスマス結晶の魅力は、カラフルな色彩と独特な骸晶にあります。溶融した後に一定量がまとまった状態でゆっくり冷えて固めることで、そのような特徴のある結晶ができるのです。しかし、材料が割と高価なので、それほどたくさんの量は確保できません、そこで、少量でもなんとかきれいな結晶になる方法として、アルミホイルの保温器や完全に固まる前に表面の被膜を取り除く方法を紹介しています。動画では、100円ショップのステンレス製計量器を用いて、ビスマスを深めにあつまった状態で結晶化することを狙っています。最初に必要な量は150 gですが、注ぎ出しのあとには80 gくらいは残って再利用できるのでありがたいです。工夫点としては…
①深みのある容器を用いる → 軽量容器
②ゆっくり冷ます→アルミホイルの保冷器とフタを作る
③表面が40%くらい固まるまでの時間を経験的に捉えておく。 → フタを取ってすぐさま表面被膜を端に寄せる。 → すでに固まった部分に強くぶつからないよう
使用するビスマスの量と冷却のしかたによっても、結晶のできがかなり違ってくるので、それだけ取り組みに意欲がわきます。
「動 画」低コスト簡単な方法で作るビスマス結晶
ビスマス結晶の魅力は、カラフルな色彩と独特な骸晶にあります。溶融した後に一定量がまとまった状態でゆっくり冷えて固めることで、そのような特徴のある結晶ができるのです。しかし、材料が割と高価なので、それほどたくさんの量は確保できません、そこで、少量でもなんとかきれいな結晶になる方法として、アルミホイルの保温器や完全に固まる前に表面の被膜を取り除く方法を紹介しています。動画では、100円ショップのステンレス製計量器を用いて、ビスマスを深めにあつまった状態で結晶化することを狙っています。最初に必要な量は150 gですが、注ぎ出しのあとには80 gくらいは残って再利用できるのでありがたいです。工夫点としては…
①深みのある容器を用いる → 軽量容器
②ゆっくり冷ます→アルミホイルの保冷器とフタを作る
③表面が40%くらい固まるまでの時間を経験的に捉えておく。 → フタを取ってすぐさま表面被膜を端に寄せる。 → すでに固まった部分に強くぶつからないよう
◇反磁性:ビスマスは磁石に反発する
◇監修しました:高画質映像:Yahoo!映像トピックス
「動 画」某テレビ番組に情報提供しました
◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、解説の一部を非公開にしてあります。操作には一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対(!)にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものが多いので参考にして下さい。
◇著書(単著):『サクッと!化学実験(dZERO)』『高校教師が教える化学実験室』『実験マニア(亜紀書房)』