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PETと風船を用いた簡単工作:肺の機能を学ぶ実験教材の作り方を紹介しています。

横隔膜に見立てた風船を下に引っ張ると、ボトル内部の圧力が低下するので、外部から肺に見立てた2つの風船内部に空気が入り込みます。反対に、ボトル内部に押し込むと、逆のことが起こり、肺の風船は萎んでしましまいます。これを繰り返すと、呼吸動作である吸って吐いてを表現することができるのです。

動画の操作で、肺に見立てた風船が小さ過ぎたので、もう少し大きい12インチくらいのものを用いると良いと思います。

人間は、呼吸という動作によって空気中の酸素を取り入れ、酸素は肺の中にある細い血管の壁を通過して、血液中に取り込まれます。また、各細胞組織からは老廃物となる二酸化炭素は血液によって肺に運ばれ、空気中に排出されます。このような動作は、横隔膜という特殊な筋肉による、絶妙な動きによって行われています。実際の体では、横隔膜はろっ骨に覆われた胸腔の下部に配置しています。


◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、実験材料・操作、解説の一部を非公開にしてあります。操作に一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものがありますので参考になさってください。


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