電磁石とリードスイッチを組み合わせて、回転し続けるハンドスピナーと周期的に発光するLEDを観察できる教材を作りました。
「動 画」回り続けるハンドスピナー
「動 画」改良版(ショート動画)
「準 備」
工作用紙・ハンドスピナー・フェライト磁石・グルーガン・PETボトルキャップ・ガムテープ・ステンレスネジ・エナメル線・乾電池・LED・リードスイッチ・ハンドスピナー・リード線
「操 作」(動画内の解説を十分に参考にする)
「注意・工夫」
「解 説」
ハンドスピナー自体も摩擦が少なくて回転運動が減衰しにくいつくりですが、回転を加速~維持させるしくみになっています。ハンドスピナーの外側に永久磁石、近くにコイル電磁石を配置します。回路に電気が流れると電磁石が機能して、ハンドスピナー側の永久磁石に作用することになります。ただ、そのままだとN極とS極なら引き寄せっぱなし、同極(N-NかS-S)なら遠ざけたままとなって停止してしまいます。そこで、回路に「リードスイッチ」という磁石が近づいたときにだけ電気が流れるセンサーのような働きをする器具を組み込みます。すると、ハンドスピナー側の永久磁石が近づいたときにだけ電気が流れ、電磁石が作用して回転を加速・維持します。永久磁石が離れると回路に流れる電流がオフになって、電磁石は機能しなくなりハンドスピナーは惰性で動き続けます。でも、すぐにまたハンドスピナー側の永久磁石が近づいてくるので、電磁石が機能して回転を加速・維持することを繰り返すという仕組みです。なお、この回路にはLEDを用いて、流れる電流のオンオフが観察できるようになっています。
◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、実験材料・操作、解説の一部を非公開にしてあります。操作に一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対(!)にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものが多いので参考にして下さい。