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簡易ガスライターを細工して、炎を浮かばせてみました。炎の形をそのまま維持した状態で燃え続けるので何とも不思議な感じがします。

「動 画」

炎を安定して浮かばせるのはちょっとコツが要りますが、慣れてくればうまくコントロールできるようになります。

ライターのガス噴射口から放出されたガスは空気中の酸素と化合して燃焼します。反応と同時に発生する熱対流とガスの噴射の勢いのバランスによっては、噴射口から炎が離れてしまう場合があります。動画では、噴射口をボンドで狭めてガスの勢いを強くしているため、燃焼が追いつかないという状況になっているのでしょう。ガスの濃度が高(過ぎる)部分では燃焼範囲を大きく外れていることになります。しかも、噴射口から離れたところでは安定して燃焼が継続し、炎が大きく乱れないというところにも注目です。

この実験は、海外のyoutuberの演示を参考にはしていますが、ほとんどがペンのインクで噴射口に付着させていました。インクの中には引火性の高いものがあり引火しやすいため注意が必要です。また、ガスライターのカバーを外す細工もメーカーの意図に反した行為となる可能性が大きいので、取り扱いには十分にご注意ください。


◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、実験材料・操作、解説の一部を非公開にしてあります。操作に一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対(!)にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものが多いので参考にして下さい。




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