4/2着任いたしました:以下、学報の着任の挨拶の原稿にて
学報137号(新教員紹介)原稿:学校教育学科 特任教授 山田暢司
『理科教育のこれからを考えましょう』公立高校に化学教諭として長らく勤務し、特に身近な素材を活用した教材や興味関心を学力向上につなげる実験指導の開発に関わってまいりました。その間、理科教育をめぐる諸課題(こどもの生活体験不足や理科離れ等)に触れる機会が豊富(?)にあり、諸々の施策や現場努力にもかかわらず、状況は必ずしも芳しくないという認識があります。例えば、利便で快適な環境に育つこどもが増え、手先を使って工作をしたり、他者と協働して観察をする機会が乏しくなっていることは、多くが認めるところでしょう。このところ指導要領改訂におけるアクティブラーニングへの着目やあらゆることが自動化するAI時代の到来などのキーワードを目にすることが多くなってきました。しかし、身近なところにも理科教育のこれからを考えるヒントが隠されているかもしれません。そういったヒントとなるものを探し出す気持ちで、一緒に学習活動ができることを楽しみにしています。
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