• 教材や実験の開発情報

バナナの皮に傷をつけると、その部分が変色していきます。文字や絵を描くことができるのです。

□急速に褐変が進行します

「解 説」

バナナに皮にはタンニンなどのポリフェノール類とそれらを酸化させる酵素がたくさん含まれています。通常は、ポリフェノール類と酵素群は別々の離れたところに格納されているのですが、組織に圧力等の刺激を加えるとこれらの格納庫後が破れてしまいます。それらの物質どうし出会って反応しあい、急速に褐色が進行していくのです。実験素材としては、まだ青くて硬いバナナを用いるとよいでしょう。また、褐変した組織は見た目が悪くなるだけでさほど栄養価には影響はないようです。なお、この反応を抑制するには、空気に触れさせない、食塩水や酢に浸けるなどの工夫があります。アスコルビン酸のような還元作用を持つ成分を使うのも効果的です。


「実験タイトル」バナナの皮にイラストを描く

「サブタイトル」そんな、バナナ!

「キーワード」ポリフェノール 酸化酵素 褐変


◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、実験材料・操作、解説の一部を非公開にしてあります。操作に一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対(!)にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものが多いので参考にして下さい。




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