シリアル食品の代表であるコーンフレークに鉄分が含まれているらしいということで簡単な演示実験をしてみました。
コーンフレークを水面に浮かべ、強力ネオジム磁石を近づけると確かに引き寄せられているように観察されます。水面に浮かべているので、静電誘導でもなさそうですし…。次に、ペットボトルに入れて水と一緒にしてシェイクします。やはりネオジム磁石を近づけてみると、何やら黒っぽい物体が集まってきました。よく見ると、砂鉄のように磁力線を描いているようです。おそらくは、鉄粉あるいはその酸化物が添加されているのでしょう。もちろん、安全性が確認されている上で食品として扱われている商品ですから、安心して食することにいたしましょう!
◇参考動画
◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、解説の一部を非公開にしてあります。操作には一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対(!)にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものが多いので参考にして下さい。
◇著書(単著):『サクッと!化学実験(dZERO)』『高校教師が教える化学実験室』『実験マニア(亜紀書房)』