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エタノールに金属ナトリウムを反応させると水素が発生し、エタノールは、アルコキシドという物質に変化します。

水との反応のように激しさはありませんが、一定の熱の発生を伴います。動画では、発生した水素を捕集し、点火しています。

「解 説」アルコールは、脂肪族炭化水の水素H原子が酸素に置き換わったヒドロキシ基-OHを持っています。ヒドロキシ基-OHとそこに結合している炭化水素基の個数によって、価数や級数で種類が分類されるのですが、その種類によって水溶性や反応性に差異があります。ここでは、アルカリ金属(Naなど)と反応して、アルコキシド R-C-ONaという物質を生成する反応を扱っています。

2C2H5OH + 2Na → 2C2H5ONa + H2

この場合のアルコキシドは、エタノールが元の物質なのでナトリウムエトキシドと呼ばれています。


◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、実験材料・操作、解説の一部を非公開にしてあります。操作に一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものがありますので参考になさってください。

  


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