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サザエやアワビの貝殻を酸で処理すると、真珠のような光沢層が現れます。

「動 画」操作解説編

「動 画」アクセサリーつくり編

サザエやアワビの貝殻の内部には、炭酸カルシウムの結晶と微量のタンパク質が積み重なった層状の組織「真珠層」があります。真珠層がカラフルに見えるのは、特定色素が存在しているのではあるわけではありません。薄膜層での光の反射・屈折の結果、特定波長が干渉し合う光の構造色によるものです。層の厚さによって、強められる色は異なるので、全体としてはシャボン玉の光彩やオーロラのようにいろいろな光が混じって微妙な色合いとして観察されるのです。

貝殻の表面の石灰質は、炭酸カルシウムを主成分とした、コンキオリンというタンパク質とある種の多糖類によって構成されています。実験では、希塩酸を直接注いでいますが、うっかりすると肝心の真珠層まですっか溶かし去ってしまうこともあるので、濃度を調整しながら操作する必要があります。

真珠層を切り取って穴を空けるなどすれば、ちょっとした貝細工としても楽しみが増すことでしょう。


◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、実験材料・操作、解説の一部を非公開にしてあります。操作に一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対(!)にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものが多いので参考にして下さい。




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