• 教材や実験の開発情報

硝酸カリウム(※)とおがくずを用いて、実験室でも比較的安全に火山噴火を演示できる教材です。

□上方からのぞかないように注意。

「操 作」※簡略版:取り扱いに注意を要する実験です

  1. 硝酸カリウム(※)1.6gを乳鉢で細かくしておく。
  2. 別の乳鉢でおがくず1.6gをすりつぶしておく。
  3. 硝酸カリウムとおがくずを紙の上で軽く混ぜ合わせ混合する。
  4. アルミホイルを成形して長細い器を作る。
  5. 硝酸カリウムとおがくずの混合物をアルミ器に入れる。
  6. 成形物(火山を模した)にアルミ器を仕込む。
  7. 導火線としてマグネシウムリボン(またはマッチ)を用いて点火する。

「解 説」

おがくずは、表面積が大きく空気をよく含む燃えやすい素材です。そこに硝酸カリウム(※)を混ぜ込むことで熱分解による酸素が発生するため、さらに酸化燃焼が促進されます。おがくずの代わりに細かく刻んだ紙片や砂糖なども用いることができますが、安全のため別々の乳鉢で細かくしてから混合してください。

※硝酸カリウムは取り扱いに注意を要する物質なので、あくまで理化学的な目的で十分に安全な実験環境で、指導者による演示実験に限って実施してください。


◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、実験材料・操作、解説の一部を非公開にしてあります。操作に一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対(!)にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものが多いので参考にして下さい。




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