UA-119493607-1 ススだらけの卵が輝いて見える | らくらく理科教室
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卵の殻の表面をロウソクの火にかざしてススだらけにします。真っ黒になった卵をそのまま水中に沈めると…銀色に輝いて見えます。

卵の表面についたスス(炭素の単体)は、水にとけにくく水をはじくため空気層ができます。水中を進行する光は、空気層とススと水の境界面で反射(全反射)するため、卵の表面の真っ黒いススが見えにくくなるのです。全反射とは、水中を進行する光が、空気層に比較的浅い角度で当たる際に、鏡のように反射される現象です。

一般に光が物質に当たるとき、表面で一部が反射し、残りの光がその物質の内部を進んでいきます。光の当たる角度を調整して、少しずつ浅くしていくと、内部に透過していく光が少なくなり、ある特定の入射角になると、すべての光が反射(全反射)されてしまう現象が起こります。この角度のことを「臨界角」といいます。全反射は、空気と水の場合だけではなく、異なる2つの物質を通る光の速さ比率によって決まります。

なお、モモやウメの実のように、表皮が細かい毛で覆われているものも、ススと同様な効果をもたらすので、実が輝いてまるで氷でくるまれたような感じになることでしょう。


◇このブログで発信する情報は、取扱いに注意を要する内容を含んでおり、実験材料・操作、解説の一部を非公開にしてあります。操作に一定のスキル・環境を要しますので、記事や映像を見ただけで実験を行うことは絶対にしないで下さい。詳細は、次の3書(管理者の単著作物)でも扱っているものがありますので参考になさってください。

  


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